不動産業界の世間話

はじめての住宅購入 おすすめの住まい探し方法 不動産業者の選び方は?

2020年11月4日

今回は「はじめての住宅購入 おすすめの住まい探し方法 不動産業者の選び方」について簡単に解説したいと思います。

読んでほしい人

  • ・住宅不動産購入検討中の人
  • ・不動産業界の新人さん

※注意・・・本ブログの掲載内容は私個人の知識によるものです。

      あくまで参考にとどめる様にお願いいたします。

◇住宅購入の第一歩は?

住宅購入を検討される方は、結婚・出産・お子さんの就学などにあわせて「そろそろ家を買いたいな」と思われるている事が多いのではないでしょうか?

そして皆さんは以下のような事を考えると思います。

  • 「一生に一度の買い物だし、失敗したくない!」
  • 「不動産業者ってこわそう・・・無理矢理買わされたらどうしよう?」
  • 「そもそも自分達の収入ではどういう家が買えるの?」

不安や疑問がいっぱいで、「何から手をつけたらよいの?」という感じです。

◇まずはポータルサイトで物件を探してみよう!

数十年前は家を買うとなったら不動産業者で情報収集するしかありませんでした。

世の中の情報源は不動産業者しかないわけですから、当時の不動産業者は正に殿様商売です。

「自分たちが売りたいものを、好きな値段で好きなように売れる」状態だったのですから、

悪徳業者も多く、だまされて泣き寝入りという話も多かったようです。

ですが、現在は一般の方でもインターネット上でいくらでも物件情報を探せますし、

「不動産業者より一般人の方が物件を知っている」という事すらあります。

◎不動産業者はどうやって物件情報を収集しているの?

不動産業者は「不動産流通標準情報システム(通称:レインズ)」という業者専用のデータベースを利用して物件情報を検索していますが、一般的な新築・中古戸建やマンションに関しては、スーモやアットホーム(以下、「ポータルサイト」といいます。)といった皆さんがご存じのポータルサイトに掲載されている事がほとんどです。

「本当はそのレインズに業者だけが知っている掘り出し物の物件とかあるんでしょ?」

と思われるかもしれませんが、残念ながらレインズに登録されている物件に掘り出し物はありません。

掘り出し物と言える物件は確かに存在するのですが、そういった物件はレインズに登録される以前に情報を知っている業者間で直接取引されるため、そもそも流通しません。

それ以外でポータルサイトに掲載されていない物件というのは、売主の都合(自社で販売を独占する。売却を周囲に知られたくない。等)や、そもそも掲載しても売れない様な物件が大多数です。

不動産業者の心理としては「売れ筋の物件をたくさん広告して集客したい!」のですから、

必然的にレインズに登録されている優良物件は各社がこぞって広告する訳です。

「不動産業者の考える優良物件=売れる物件=顧客が好んで購入する物件」

つまり、一般的に市場に流通している物件のなかで、

「顧客が好んで購入する物件=皆さんが良いと思う物件」を、

不動産業者はポータルサイトに掲載しまくっている事になりますよね?

しかも、新規物件や価格変更など情報のブラッシュアップも欠かず、

ほぼリアルタイムで最新情報がネット上に公開されているのです。

ポータルサイト上では収入等の情報から逆算して住宅ローン借入可能額の簡易診断も行えるようになっていますから、ご自身の収入から購入予算の目安もたてられます。

これは活用しない手はないと思いませんか?

住宅を購入しようと思っても、いきなり不動産業者に行く必要はありません。

まずは、スーモやアットホームなどを利用して、気軽に物件や住宅ローンの情報を検索してみましょう!

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◇不動産業者に問い合わせをしてみよう!

ポータルサイトで色々物件を見ていると、気になる物件が出てくると思います。

フィーリングですから、「なんか良さそう!」という程度で全然OKです。

ネット上で写真等を見るのと実際に物件をみるのでは印象が全く違ったりしますから、

ここまでくれば不動産業者に問い合わせをした方が良いです。

とはいえ、同じ物件を複数の不動産業者が広告していることも多いので、どこに問い合わせをしたら良いか迷うこともあるでしょう。

迷った時は「不動産流通大手の仲介会社を選ぶ」に限ります。

◎不動産流通大手を選ぶのが無難な理由は?

ここでいう不動産流通大手とは、テレビなどでCMをうっていたり、

親会社が上場企業の仲介会社を指します。

これらの業者を選ぶ理由は単純で、

「万が一トラブルになった時に責任を持って対応してくれるかどうか?」

という、当たり前の事を担保するためです。

小規模の仲介会社だと、残念ながら、トラブルが起きた時に開き直ったりする可能性が多少なりともあるのが現実です。(もちろん、しっかりしている会社もたくさんあります!)

知識・経験の不足からコンプライアンス意識が希薄だったり、本気で仲介会社側に落ち度は無いと思っていたりして、結構たちが悪いです。

また、だいぶクリーンになってきたとはいえ、気性の荒い一部の業者などに当たってしまった場合、すぐに訴訟をチラつかせたり高圧的な態度をとってきたりする可能性はいまだにあります。

そもそも、こういった小規模事業者の場合、仮に説明責任を問えるような事案で、損害賠償請求ができるものであったとしても、賠償能力がなかったりします。

単純に、裁判で勝っても無いところからはお金は取れません。

不動産取引で被る損害は大金ですから、リスクは避けるべきですよね。

◎営業担当者について

残念ながら、不動産業者の営業担当者は知識や経験にバラつきがあります。

はっきり言うと「当たりはずれが激しい」です。

 

いわゆる「はずれ」の担当者は大手だろうと小さい会社だろうと存在しますが、

大手は看板もありますから、店舗に数名は必ず「当たり」の担当者がいます。

担当者が気に入らなければ担当替えをしてもらえば他社に乗り換える必要はありません。

 

小さい会社はアットホームで親切だったりしますが、

「そもそも信頼できる営業担当がいない」可能性があります。

この場合、不安があれば他社へ問い合わせするしかなくなります。

 

「べつに何社に問い合わせしても良いんじゃないの?」

 

と思うかもしれませんが、窓口は一社の方がベターです。

 

なぜなら、他社に乗換えて連絡を無視しても、元の不動産業者は構わず営業をかけてきます。

不動産業者は残念ながら諦めが悪くしつこいのです。

◎不動産屋の営業を断るワードは?

複数の不動産業者から営業を受けて煩わしい場合、以下の断り文句がおススメです。

  • 「他社で購入しました」
  • 「転勤することになったので購入するのをやめました」
  • 「ローンが通らなかったので購入を諦めました」

「あなたから買うことは有り得ないから、連絡しても無駄だよ」と伝えることが重要です。

何となく申し訳ないという気持ちから遠回しな断り方をしてはダメです。

「一旦中止します」とか「ゆっくり検討します」等、希望を持たせる言い方はNGです。

不動産業者というのは中止と言われても、

「明日には再開してるかもしれない!」と思う生き物たちなのです。

◇まとめ

  • まずはスーモ、アットホームなどのポータルサイトで情報収集してみましょう。
  • 気になる物件が見つかったら気軽に不動産屋へ問い合わせしてみましょう。
  • 万が一のトラブルを考慮し、問い合わせは不動産流通大手に行いましょう。

ちなみに、不動産流通大手といっても何社もありますが、

「三井のリハウス」や「東急リバブル」あたりが無難ですよ。

平均的に知識レベルが高いのと、他社と比較して対応が丁寧な可能性が高いです。

◎不動産業者に問い合わせをした後は?

不動産業者への問い合わせ方法は、電話も良いですが、ポータルサイトのお問い合わせフォームから連絡をすれば大丈夫です。

すぐに折り返しの連絡が来ますから、都合の良い見学希望日を伝えましょう。

「似た物件を何件かみたい」と依頼して、一日で複数の物件を見学するもおススメです。

それぞれの物件の良い点と悪い点が比較出来るので、今後の家探しの参考になります。

また、ローンの相談なども早期にやっておくと、より明確な予算で物件探しが出来ます。

気になる方は問い合わせの際にローン相談も希望しておきましょう。

不動産売買は契約しない限り費用は発生しませんので、気軽に問い合わせしてみましょう!

「実際に内見する際に、物件のどこに注意して探したら良いか?」については、

別の記事で解説したいと思います。

ではまた

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